検証したルールと前提
検証したのは、もっとも素朴な形の乖離率逆張りです。「移動平均線からの乖離率が、しきい値まで下げた銘柄を買う。一定日数後に手仕舞う」。裁量は一切入れず、この機械的なルールを21年分のデータに当てはめました。
基準ルール(フィルターなし)の成績は、取引数2,679件・勝率44.0%・PF 1.41・年率11.2%・最大ドローダウン−45.7%でした。PFは1を超えており「エッジ(優位性)はある」。しかし最大ドローダウン−45.7%は、資産が半分近くまで減る局面があったということです。ここからが検証の本番です。
結論 ― 4つの答え
- エッジはある。素朴な乖離率逆張りでもPF1.41。21年経っても優位性は消えていない。
- ただし素のままでは苦しい。最大ドローダウン−45.7%。地合いフィルターで「浅い傷」と引き換えに機会を絞るのが現実解。
- パラメータは動く。最適なしきい値は時代で−24%→−18%へ移動。定期的な点検が前提。
- 暴落の「質」を見る。リーマン型では踏み込まない、需給ショック型では短期で取る ― 同じ逆張りでも扱いが真逆になる。
この検証で使ったデータ一式(4実験+連れ高明細)は、読者特典として無料配布しています。手法そのもの ― 乖離率逆張りの使い方 ― は、書籍『BNF流 短期逆張り投資の全技術』にまとめています。
このページと読者特典で公開しているのは集計値です。地合いフィルターについて、全2,679件の判定記録(日付・銘柄・乖離率・約定価格・損益)と、書籍では提案だけで終わっていた「悪い地合いではサイズを半分にする」案の検証は、note(有料)にまとめました ― BNF「地合いが9割」の全検証データ。
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