著書日経ダブルインバースは、なぜ戻らないのか

日経ダブルインバースは、なぜ戻らないのか
新刊 Book

日経ダブルインバースは、
なぜ戻らないのか

日経平均は、同じ場所に戻った。1357だけが、戻らなかった。2024年8月、日経平均は史上最大の下げと史上最大の上げを続けて記録し、月末には7月末から1.2%安の水準まで戻りました。「日経が1%下がれば2%上がる」はずの日経ダブルインバース(1357)は、その月を7.8%のマイナスで終えています。本書は、上場日(2014年7月15日)から2026年9月3日までの2,964営業日を1日ずつ数えた記録です。

12年を数えると、こうなっていた

想定が2点、覆りました

書き始める前、著者は「長期保有は負けるが、条件付きの短期なら使える」という結論を用意していました。検証の結果、2点で想定が覆っています。

1つ目。地合いの条件9通り×保有日数4通り、36通りを試して、売買コスト(往復0.1%)を払ったあとで上回れた組み合わせは1通りだけ。それも2020年3月と2024年8月の大暴落を除くと消えました。使える条件は、日足のレベルでは見つかりませんでした。

2つ目。「戻るまで待つ」は、305回の試行のうち99.3%で成功します。中央値2営業日、利益1%。だから、やめられない。戻らなかった2回は、ナンピンで投入額が110万円まで膨らみ、−32.5%(最大含み損−44.1%)でした。

第8章は、10の疑問への回答です

何日までなら減価を気にしなくていいか(保有日数別の目安表)、積立をしたらどうなるか、100万円分の持ち株をヘッジするにはいくら買えばいいか、空売りや先物とどちらが有利か――よくある疑問を10問にまとめました。

図表27点はすべて実データから機械生成しています。模式図には「模式図」と明記しました。付録に検証の全条件とデータ処理(2024年12月の1対100併合の扱いを含む)を記載しており、ご自身で再現できます。

こんな方におすすめ

Point

本書は過去データの検証結果を示すものです。推奨銘柄も、売買タイミングの推奨もありません。「使える条件は見つからなかった」という結論そのものが、この本の中身です。

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