まぐれを外すために、関門を二段にした
前半6年で「ランダムに買うより上回るか」を判定し、上回ったものだけを後半4年でもう一度試しました。前半で偶然よい成績が出ることはいくらでもあります。しかし前半と後半、別の相場で二度続けて効くことは、偶然では起きにくい。
二段の関門を通過した「本物」は159本。ただし、そのうち81本は「教科書の逆」でした。
逆さまだったもの
- ゴールデンクロスで買うと、ランダムに買うより負ける
- W底のネック抜けで買うと、負ける(上回れた年は11年中1年だけ)
- 「大陰線が出たら逃げろ」は違った。翌日買うほうが成績は良かった
- 大陽線は「強い」のではなく、そのあと何も起きない
- 酒田五法は、全期間の平均では通説どおりに動いた型がひとつも無い(地合いを分けると、天井の型だけが残る)
チャートの教科書は、間違っていたのではありません。半分、逆さまだったのです。逆に効くものは逆に使い、効かないものは使わない。それだけで、同じチャートがまったく違う道具になります。後半では、検証を通過したものだけで組んだ「生き残り五法」を、入口から出口まで手順の形で示しました。
数字だけでは信じられないと思うので
実在銘柄のチャートを34枚載せました。合成チャートは1枚もありません。うまくいった例だけでなく、失敗した例も同じ数だけ見せています。図34枚・表37点。付録に33パターン全部の検証結果を置きました。
こんな方におすすめ
- チャートのサインを、一度データで確かめたい方
- 教科書どおりにやって、うまくいかなかった方
- ローソク足や酒田五法を、通説ではなく数字で知りたい方
「サインを捨てろ」という本ではありません。効かないものを足さないほうが、たいてい効きます。33種のうち、そのまま使えたものは多くありませんでした。何を使わないかを決めるための一冊です。