Verification Lab ― Report 05

言い伝え50本は、
本当に効くのか

セルインメイ、節分天井・彼岸底、掉尾の一振、干支、ジブリの呪い——相場に伝わる言い伝えを、日経平均61年8か月・15,154営業日で、同じものさしで測りました。はっきり残ったのは6本だけです。

50本
検証した言い伝え
6本
生き残った(◎○)
14本
効かなかった(×)
15,154
営業日(61年8か月)
ホーム/検証ラボ/言い伝え50本の検証
この記録の読み方
言い伝えは、そのままでは検証できません。そこで先に「検証できる形の定義」を決めてから、日経平均の全営業日で測っています。あとから定義を変えたり、都合のいい期間を切り出したりはしていません。

効かなかったもの・判定できなかったものも、同じ重みで並べています。50本のうち44本は、使っても意味がないか、判定できませんでした。ここに載っているのは「当てるための道具」ではなく、自分のルールに余計な条件を足さないための材料です。

判定の分布

判定は5段階です。期間全体と直近10年の両方を見て、どちらでも確かめられたものだけを上に置いています。

◎ 今も有効
1 本
○ 昔は有効
5 本
△ 誤差の範囲
21 本
× 迷信
14 本
? 判定保留
8 本
→ 本書の対象外
1 本

内訳は、◎今も有効が1本、○昔は有効が5本、△誤差の範囲が21本、×迷信が14本、?判定保留が8本、→本書の対象外が1本です。

◎ 今も有効(全期間・直近10年とも統計的に有意) ○ 昔は有効(全期間では有意だが直近10年では消えた) ▲ 最近になって現れた(全期間では有意でないが直近10年では有意) △ 誤差の範囲(方向は言い伝えどおりだが有意でない) × 迷信(方向が逆、または無関係) ? 判定保留(標本が15未満で統計判定に耐えない) → 本書の対象外(姉妹書で検証)

50本の判定一覧

本の章の順に、50本の判定を並べています。名前にリンクがあるものは、数字と検証の条件を載せた個別のページがあります(順次追加しています)。1本ごとの定義と数字の内訳は、下の登録者専用ページで読めます。

第1章 季節と月のジンクス

判定ジンクス番号
○昔は有効セルインメイNo.1
○昔は有効ハロウィン効果No.2
?判定保留1月効果No.3
△誤差の範囲1月バロメーターNo.4
×迷信節分天井・彼岸底No.5
△誤差の範囲夏枯れ相場No.6
△誤差の範囲9月は最弱月No.7
○昔は有効掉尾の一振No.8
△誤差の範囲新年度の外国人買いNo.9
△誤差の範囲ニッパチ閑散No.10
△誤差の範囲12月中旬の押し目No.11
△誤差の範囲春節前後の日本株No.12

第2章 曜日と日柄のジンクス

判定ジンクス番号
△誤差の範囲週末効果(月曜は安い)No.13
△誤差の範囲金曜は手仕舞い売りで安いNo.14
△誤差の範囲TOM効果(月末月初は高い)No.15
△誤差の範囲45日ルールNo.16
×迷信魔の水曜日No.17
△誤差の範囲SQ値の幻No.18
?判定保留五十日(ごとおび)のドル円No.19
△誤差の範囲ホリデー効果 ― 効くのは「祝日明け」No.20

第3章 需給とイベントのジンクス

判定ジンクス番号
→対象外決算またぎは危険No.21
△誤差の範囲3月の権利落ち日No.22
×迷信3月末・9月末の配当再投資買いNo.23
×迷信年金のリバランスNo.24
△誤差の範囲日銀会合は荒れるNo.25
○昔は有効FOMC通過後の日本株No.26
△誤差の範囲米雇用統計日の東京時間No.27
○昔は有効選挙は買いNo.28
△誤差の範囲IPOラッシュ月は重いNo.29
×迷信大型IPOは天井シグナルNo.30
△誤差の範囲月初効果No.31
?判定保留優待の新設は買い・廃止は売りNo.32

第4章 政治とサイクルのジンクス

判定ジンクス番号
△誤差の範囲米大統領選サイクルNo.33
×迷信大統領選の年の秋は荒れるNo.34
?判定保留干支アノマリーNo.35
?判定保留西暦末尾5の年は上がるNo.36
×迷信新首相のご祝儀相場No.37
?判定保留消費増税前の駆け込み高No.38
?判定保留オリンピックと株価No.39
◎今も有効金利とバリュー・グロースNo.40

第5章 都市伝説とネタ枠のジンクス

判定ジンクス番号
×迷信ジブリの呪いNo.41
?判定保留サザエさん効果No.42
△誤差の範囲新月・満月アノマリーNo.43
×迷信スーパーボウル指標No.44
×迷信桜の開花が早い年は株高No.45
△誤差の範囲猛暑の夏はビール株が上がるNo.46
×迷信台風が多い年は保険株が下がるNo.47
×迷信ゴールデンウィークまたぎNo.48
×迷信13日の金曜日No.49
×迷信対照群:素数の日は上がるNo.50

この検証の基準

検証の条件

期間全期間:1965年〜2026年8月(61年8か月・15,154営業日)
直近10年:2016年8月〜2026年8月
対象日経平均(一部のジンクスは、別の指数やETFで代用。個別のページに注記)
売買ルールなし(売買の成績ではなく、値動きそのものを数えた)
手数料・スリッページなし(売買をしていないため)
比べた相手ジンクスごとに「該当する日・月」と「該当しない日・月(対照群)」を決め、その差を見た
意味のある差の線p値が0.05未満(p値=本当は何の差もないのに、たまたまこれくらいの差がついてしまう確率)
検証の決まり日本株にまつわる言い伝え・アノマリー(市場の変な癖)を50本選んだ
検証条件を先に全部書き出して固定した(後から都合よく変えないため)
日経平均の1965年〜2026年8月、61年8か月・15,154営業日で機械的に集計した
「全期間」と「直近10年」の二段で判定した
結果を◎○△×の4段階(+判定保留)に振り分けた
無意味なルールを1本まぎれこませて、偶然どのくらい"当たり"が出るかも測った(No.50)
Book

なぜそうなるのか、ほかのジンクスとの関係は本で

言い伝えが効いた理由・効かなくなった理由の深掘りと、派生の検証、50本どうしの関係は、書籍『株のジンクス・アノマリー全50本を61年で全検証』に収録しています。

書籍の紹介を見るKindleで見る紙の本

姉妹書地震・利上げ・戦争・円高で何が上がるか|暦ではなく「出来事」の連想27種を検証→ 無料検証データライブラリ|当サイトの検証データを配布しています→

あわせて読む(無料)

全文は、登録者専用ページで

全文(方法・内訳・図表)は、登録者専用ページで読めます。無料です。

ご登録いただくと、検証データと毎営業日のスキャン結果もあわせてご覧いただけます。掲載しているのは過去データの検証記録であり、投資助言ではありません。

この検証を引用するときは、出典:ルールトレード(https://ruletrade.jp/labo/anomaly.html)と書いてください。自由に引用できます。

本ページは過去データの検証記録であり、特定銘柄・手法の売買を推奨・勧誘するもの、または投資判断について助言するものではありません。過去にそうであったことは、将来もそうなることを意味しません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。 免責事項の詳細