この記録の読み方
言い伝えは、そのままでは検証できません。そこで先に「検証できる形の定義」を決めてから、日経平均の全営業日で測っています。あとから定義を変えたり、都合のいい期間を切り出したりはしていません。
効かなかったもの・判定できなかったものも、同じ重みで並べています。50本のうち44本は、使っても意味がないか、判定できませんでした。ここに載っているのは「当てるための道具」ではなく、自分のルールに余計な条件を足さないための材料です。
判定の分布
判定は5段階です。期間全体と直近10年の両方を見て、どちらでも確かめられたものだけを上に置いています。
◎ 今も有効
1 本
○ 昔は有効
5 本
△ 誤差の範囲
21 本
× 迷信
14 本
? 判定保留
8 本
→ 本書の対象外
1 本
内訳は、◎今も有効が1本、○昔は有効が5本、△誤差の範囲が21本、×迷信が14本、?判定保留が8本、→本書の対象外が1本です。
◎ 今も有効(全期間・直近10年とも統計的に有意)
○ 昔は有効(全期間では有意だが直近10年では消えた)
▲ 最近になって現れた(全期間では有意でないが直近10年では有意)
△ 誤差の範囲(方向は言い伝えどおりだが有意でない)
× 迷信(方向が逆、または無関係)
? 判定保留(標本が15未満で統計判定に耐えない)
→ 本書の対象外(姉妹書で検証)
50本の判定一覧
本の章の順に、50本の判定を並べています。名前にリンクがあるものは、数字と検証の条件を載せた個別のページがあります(順次追加しています)。1本ごとの定義と数字の内訳は、下の登録者専用ページで読めます。
第1章 季節と月のジンクス
| 判定 | ジンクス | 番号 |
|---|---|---|
| ○昔は有効 | セルインメイ | No.1 |
| ○昔は有効 | ハロウィン効果 | No.2 |
| ?判定保留 | 1月効果 | No.3 |
| △誤差の範囲 | 1月バロメーター | No.4 |
| ×迷信 | 節分天井・彼岸底 | No.5 |
| △誤差の範囲 | 夏枯れ相場 | No.6 |
| △誤差の範囲 | 9月は最弱月 | No.7 |
| ○昔は有効 | 掉尾の一振 | No.8 |
| △誤差の範囲 | 新年度の外国人買い | No.9 |
| △誤差の範囲 | ニッパチ閑散 | No.10 |
| △誤差の範囲 | 12月中旬の押し目 | No.11 |
| △誤差の範囲 | 春節前後の日本株 | No.12 |
第2章 曜日と日柄のジンクス
| 判定 | ジンクス | 番号 |
|---|---|---|
| △誤差の範囲 | 週末効果(月曜は安い) | No.13 |
| △誤差の範囲 | 金曜は手仕舞い売りで安い | No.14 |
| △誤差の範囲 | TOM効果(月末月初は高い) | No.15 |
| △誤差の範囲 | 45日ルール | No.16 |
| ×迷信 | 魔の水曜日 | No.17 |
| △誤差の範囲 | SQ値の幻 | No.18 |
| ?判定保留 | 五十日(ごとおび)のドル円 | No.19 |
| △誤差の範囲 | ホリデー効果 ― 効くのは「祝日明け」 | No.20 |
第3章 需給とイベントのジンクス
| 判定 | ジンクス | 番号 |
|---|---|---|
| →対象外 | 決算またぎは危険 | No.21 |
| △誤差の範囲 | 3月の権利落ち日 | No.22 |
| ×迷信 | 3月末・9月末の配当再投資買い | No.23 |
| ×迷信 | 年金のリバランス | No.24 |
| △誤差の範囲 | 日銀会合は荒れる | No.25 |
| ○昔は有効 | FOMC通過後の日本株 | No.26 |
| △誤差の範囲 | 米雇用統計日の東京時間 | No.27 |
| ○昔は有効 | 選挙は買い | No.28 |
| △誤差の範囲 | IPOラッシュ月は重い | No.29 |
| ×迷信 | 大型IPOは天井シグナル | No.30 |
| △誤差の範囲 | 月初効果 | No.31 |
| ?判定保留 | 優待の新設は買い・廃止は売り | No.32 |
第4章 政治とサイクルのジンクス
| 判定 | ジンクス | 番号 |
|---|---|---|
| △誤差の範囲 | 米大統領選サイクル | No.33 |
| ×迷信 | 大統領選の年の秋は荒れる | No.34 |
| ?判定保留 | 干支アノマリー | No.35 |
| ?判定保留 | 西暦末尾5の年は上がる | No.36 |
| ×迷信 | 新首相のご祝儀相場 | No.37 |
| ?判定保留 | 消費増税前の駆け込み高 | No.38 |
| ?判定保留 | オリンピックと株価 | No.39 |
| ◎今も有効 | 金利とバリュー・グロース | No.40 |
第5章 都市伝説とネタ枠のジンクス
| 判定 | ジンクス | 番号 |
|---|---|---|
| ×迷信 | ジブリの呪い | No.41 |
| ?判定保留 | サザエさん効果 | No.42 |
| △誤差の範囲 | 新月・満月アノマリー | No.43 |
| ×迷信 | スーパーボウル指標 | No.44 |
| ×迷信 | 桜の開花が早い年は株高 | No.45 |
| △誤差の範囲 | 猛暑の夏はビール株が上がる | No.46 |
| ×迷信 | 台風が多い年は保険株が下がる | No.47 |
| ×迷信 | ゴールデンウィークまたぎ | No.48 |
| ×迷信 | 13日の金曜日 | No.49 |
| ×迷信 | 対照群:素数の日は上がる | No.50 |
この検証の基準
検証の条件
| 期間 | 全期間:1965年〜2026年8月(61年8か月・15,154営業日) 直近10年:2016年8月〜2026年8月 |
|---|---|
| 対象 | 日経平均(一部のジンクスは、別の指数やETFで代用。個別のページに注記) |
| 売買ルール | なし(売買の成績ではなく、値動きそのものを数えた) |
| 手数料・スリッページ | なし(売買をしていないため) |
| 比べた相手 | ジンクスごとに「該当する日・月」と「該当しない日・月(対照群)」を決め、その差を見た |
| 意味のある差の線 | p値が0.05未満(p値=本当は何の差もないのに、たまたまこれくらいの差がついてしまう確率) |
| 検証の決まり | 日本株にまつわる言い伝え・アノマリー(市場の変な癖)を50本選んだ 検証条件を先に全部書き出して固定した(後から都合よく変えないため) 日経平均の1965年〜2026年8月、61年8か月・15,154営業日で機械的に集計した 「全期間」と「直近10年」の二段で判定した 結果を◎○△×の4段階(+判定保留)に振り分けた 無意味なルールを1本まぎれこませて、偶然どのくらい"当たり"が出るかも測った(No.50) |
Book
なぜそうなるのか、ほかのジンクスとの関係は本で
言い伝えが効いた理由・効かなくなった理由の深掘りと、派生の検証、50本どうしの関係は、書籍『株のジンクス・アノマリー全50本を61年で全検証』に収録しています。
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