学ぶ›テクニカル指標の検証

Technical Indicators, Verified

テクニカル指標は、
日本株で本当に使えるのか

RSI、MACD、ボリンジャーバンド。教科書に載っている定番の指標を、教科書に書かれた使い方のまま日本株に当てはめたら、本当に機能するのか。パラメータを一切調整せず、ひとつずつ確かめました。

◎使える 9△条件付き 4×捨てろ 13全26指標

判定一覧

判定は「◎使える」「△条件付き」「×捨てろ」の3段階です。指標名から、それぞれの検証結果と使い方を読めます(順次追加しています)。

判定指標分類一言
◎使えるRSIオシレーター恐怖の温度計。暴落時の主戦力
◎使えるエンベロープトレンド弱点区分なしは26指標で唯一
◎使えるボリンジャー-2σボラティリティ逆張り限定。損切りとセットで
◎使えるMFI出来高お金の量つきRSI。年数回の寡黙な警報
◎使えるRCIオシレーター時間の逆張り。トレーリングと好相性
◎使えるストキャスティクスオシレーターRSIのせっかちな弟。出番3倍
◎使えるCCIオシレーター下げ相場は3兄弟トップ
◎使えるATRブレイクボラティリティ順張り唯一の生き残り
◎使える出来高急増出来高行列は嘘をつかない。確認役にも
△条件付き移動平均乖離率オシレーター全指標の頂点。ただし取説必読
△条件付きグランビル第1法則トレンド死にかけの名門
△条件付きパラボリックSARトレンド衰弱進行中。新規学習は非推奨
△条件付きウィリアムズ%Rオシレーター0.02%差の落選。ストキャで代替可
×捨てろMACDトレンド定番の代表。後半5年で消滅
×捨てろSMA25クロストレンド入門書1ページ目の終焉
×捨てろEMA25クロストレンド速くしても判決は同じ
×捨てろ一目均衡表(雲上抜け)トレンド雲は遅すぎた
×捨てろモメンタムオシレーター素朴すぎた勢い比べ
×捨てろOBV出来高累積型の限界
×捨てろ移動VWAP出来高業務用の物差し。買い時計ではない
×捨てろA/Dライン出来高OBVと同じ墓に眠る
×捨てろ価格帯別出来高POC出来高美しい理屈、残らない優位性
×捨てろADX/DMIトレンド全26指標の最下位
×捨てろケルトナーチャネルボラティリティ下げ相場最弱
×捨てろドンチャン20日高値ボラティリティ伝説は現代日本株に効かず
×捨てろHVスクイーズボラティリティ静けさは方向を教えない

検証の条件

期間2016年1月〜2025年12月(10年間)
対象TOPIX500構成銘柄(490銘柄が有効)
売買ルール買い:各指標の「教科書通りのシグナル」が出た翌営業日の寄付で成行買い
売り:出口A(20日固定)と出口B(8%トレーリング)の2通り
パラメータ:すべて教科書のデフォルト値(RSIなら14日など)。最適化は一切なし
手数料・スリッページ往復0.3%(手数料+すべり)を毎回差し引き
比べた相手デタラメ売買(ランダムエントリー)約1万4千回

26指標とも、この同じ条件で検証しています。

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検証のしかた

判定の土台は、その指標のシグナルで買った場合と、同じルールでランダムなタイミングに買った場合の成績の差です。検証した期間の日本株は全体として上がっていたので、適当に買っても利益が出やすい。その追い風を差し引くために、ランダムに買った場合と比べています。差がプラスなら、その指標には「ランダムより良いタイミングを選ぶ力がある」と言えます。

勝率では判定していません。勝率が高くても、負けたときの損が大きければ全体では損をするからです。

さらに、期間全体の平均だけでは判定していません。相場が上げているとき・下げているとき、期間の前半・後半に分けても効き続けているかを確かめて、3段階に分けました。期間全体ではランダムより良くても、後半に効かなくなった指標は「捨てろ」に入っています。一覧の一言に「消滅」とある指標は、そのためです。

パラメータは教科書のデフォルト値のまま使い、成績が良く見えるように調整することはしていません。教科書どおりに使ったらどうなるのか、その問いに答えるための検証です。

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相場環境ごとの成績と、なぜ効くのかは本で

相場が上げているとき・下げているとき、期間の前半・後半に分けた成績、売り方を2通り試した比較、その指標がなぜ機能するのか(しないのか)、実戦での使い方は、書籍『最新日本株10年で全検証 本当に使えるテクニカル指標』に26指標すべて収録しています。

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この検証を引用するときは、出典:ルールトレード(https://ruletrade.jp/technical/)と書いてください。自由に引用できます。

本ページは、過去データを使ったテクニカル指標の検証結果を研究記録として共有するものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するもの、または投資判断について助言するものではありません。過去の検証結果は将来の成果を保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。 免責事項の詳細